ゆんちゃんの気づき

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必見!|テニススクールを開業する方法

皆様こんにちは!現役テニスコーチのゆんです!今回は、テニススクールを開業する方法について書きました。テニスコーチであれば、誰もが一度は「自分のスクールを持ちたい!」と思ったことはあるでしょう!私も、いつか自分のスクールをもってみたいと思っています。「テニスコートを持ち、自分のスクールを経営する」そんな夢のある話ですが、現実的にどのようなハードルがあり、実現可能かについて書いていきます!

 

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開業資金

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テニススクールを開業するとなると、土地、コート、コート設備(ネットやベンチなど)、クラブハウス、駐車場などなど、設備面でかなり費用がかかります。まずは、開業に必要なお金について詳しく書いてきます!

 

テニスコート建設に必要な土地

テニスコートの面積自体は、24m×11mの長方形でおよそ264㎡です。これに加え、プレーするための周囲のスペースが必要です。国際テニス連盟ITF)に、レクリエーションには、ベースライン後方に5.49m、サイドライン横方向に3.05mプレーする余裕を持たせることが推奨されています。(公式大会などはもっと広め)それを加味しすると、一面当たりおよそ600㎡の敷地が必要となります。(約180坪)

 

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坪単価30万円の土地をコート一面分買うとすると、土地代だけで5,400万円です!そこに加え、駐車場、クラブハウスなども必要になるのですが、一旦割愛します。2面作るとしたら土地代だけで、1億円以上必要になる計算ですね、、、。

 

土地代に関しては、こちらの「土地代データ」というサイトで、詳しく調べることができます。気になる土地やコートを作りたいと思っている土地を調べてみると、よりイメージが湧くと思います。

tochidai.info

コートサーフェス施工費

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テニスコートサーフェスには、主に、砂入り人工芝ハードコートクレーコートカーペットコートの4種類があります。

 

ハードコート

有明コロシアム全米オープンなどで見るコンクリートのようにやや硬いコートです。プロの大会で使用するようなコートにはデコターフという素材が使われていますが、一般的なハードコートであれば、1㎡当たり8,000円ほど材料費が掛かります。

8000円×600㎡=480万円(一面当たり)

 

 

 クレーコート

土の種類によって価格が変わりますが、クレーコートの材料が一番安価で、導入しやすいです。一方で、雨や霜など、水分に弱いので、もしクレーコートを導入するのであれば、インドアにしてしまったほうが、管理が楽かもしれません。

1㎡当たり3,000~6,000円が相場でした。4,500円掛かるとして計算します。

4500円×600㎡=270万円(一面当たり)

 

 

 砂入り人工芝コート

市営のテニスコートなどでよく見かけるコートで、水はけがよく、多少の雨であればテニスができるコートです。材料費は、1㎡当たり7,500円ほどです。

7500円×600㎡=450万円(一面当たり)

 

 (サイトによって値段が違いますが、今回は青野スポーツ施設株式会社様のHPを基に計算しています。詳しい値段については、問い合わせすることをお勧めします。)

 

参考HP:青野スポーツ施設株式会社 

www.aono-sports.co.jp

 

 以上を踏まえ、テニスコートを1面建設するために必要な最低限の費用

 土地代5,400万円+クレーコート270万円=5,670万円 です!

 

しかし、この計算では、本当にコート一面とプレーするスペースしか確保できていません。この時点でスクールを運営するには不十分です。

 

 現実的に必要な費用

テニススクールとして必要な設備などを考えて計算します。

コート面数は少なくとも2面は必要でしょう。そうなると、コートに必要な敷地も2倍です。(600㎡×2面=1,200㎡)

 

加えて、クラブハウスも作り、受付や事務所、ちょっとしたショップエリア、ストリングマシーンを置くスペースも欲しいですね。あと、駐車場も必要な立地だとすると、概算ですが、プラス900㎡が必要です!(およそ270坪)

 

テニススクールの敷地全体で、2,100㎡(635坪)になります。

30万円/坪×635坪=1億9,050万円!!!

 

小雨でレッスンができなくては、経営が不安定すぎるので、砂入り人工芝コートを2面導入しましょう!450万円×2面=900万円

 

コート周辺設備(周りのフェンス500万円、防風ネット300万円、ベンチ、ネットなど)駐車場の整備、クラブハウスの建築費500万円などを加えると、多めに見積もって5,000万円ほどかかりそうですね。(作業費などは詳しくわかりませんので無視しています。)

 

これで、テニススクールの完成です!

砂入り人工芝コート2面、駐車場、クラブハウス付きで、およそ2億5,000万円でできそうですね!(高すぎ、、、)

 

もしインドアにするのであれば、屋根の工事費もかかってくるので、多めに見て3億円インドアの砂入り人工芝コート2面のスクールができるといったところでしょうか。

 

 

市場調査

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スクールを開業しても、お客様が来て売り上げが上がらなければ意味がありません。周りに競合のスクールがどの程度あるか、どのような層がテニスをしているかなどを調べ、いかにしてお客様を取り込んでいくか考える必要があります。

 

土地代が安いからと言って、住人が数千人で農家を営んでいるご高齢の方が多い地域に出店しても、売り上げが上がる見込みは薄いです。

 

また、コロナ禍でオンラインに切り替えて営業しているヨガ教室などもありますが、テニススクールにおいてはオンラインという選択が難しいので、開業する土地はかなり重要です!

 

大都会にスクールを出すには、本当に莫大な資金が必要ですので、少し外れた地域に作るのがいいでしょう。中心地からの交通機関、車が必要な地域であるか、周辺のテニスコート・スクールの有無、中学・高校の部活動、その他習い事・教室の有無などなど、、、。

 

その地域柄ならではのものもあると思いますし、もうすでに大きなスクールががっつり囲い込んでいる可能性もあります。開業する前に、どこに出店するかは、吟味しなければいけません。

 

 

理念・方針

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新しく出店する上で、見えづらいですが非常に重要なのが、スクールの理念・方針です。スクールに限った話ではありませんが、お客様の目的とスクールの方針があっていれば、より多くのお客様が満足してくださいます。

 

例えば、初心者から始める方が、ゴリゴリ上達を掲げているスクールに入会すると、体育会のように厳しく指導され、「テニスが楽しくない」「こんなはずじゃなかった」とミスマッチが起きてしまいます。 

 

現在あるテニススクールのほとんどは、週末プレーヤーやエンジョイテニスの方でも楽しめると思います。

 

一般企業と同じで、自分たちのミッションという意味でも何のために、誰のためにやるのか、社会に何を提供するのかという理念は重要です!

 

何か判断するときや大変で投げだしたくなることもあるかもしれません。そんな時に、行動指針になったり、「お客様の笑顔のために頑張るんだ!」と踏ん張る原動力になります。

 

また、理念に共感する人財が集まれば、強いチームになります。同じ方向に向いて一生懸命頑張るメンバーがいれば、お互いに軌道修正し、より良いサービスを作ることに寸暇を惜しんで取り組むでしょう。

 

集客・マーケティング

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集客方法が非常に大切です!少し前だと、看板を設置したりポスティングやハンディングといった方法が主流でした。もちろん、現在も行っています。

 

しかし、インターネットが普及し、誰でも簡単に情報を手に入れられる現代では、やはりインターネットやSNSを活用した集客がカギを握ってきます。

 

皆様がお店を探すとき、どうしますか?例えば、「居酒屋 〇〇(場所や駅)」と、とりあえずググりますよね?若い女性は、インスタで検索する方も多いようです。今はスマホGPS機能がついていて、現在地から近いところを出してくれたりします。

 

いわゆる、「ウェブマーケティング」でお客様を集めることが一つ重要なポイントになります。「テニススクール 〇〇(場所や駅)」で検索上位に表示されれば、それだけ多くの方に見ていただけるので、認識してもらいやすいです!

 

SEO対策をしたHPを作り、SNSと連携してウェブから集客するのです!リスティング広告も活用していくと、より効果が見込めると思います。

 

私は、口コミで紹介していただくことも重要だと考えます。口コミはやはりお客様が本当に納得し、満足していただかなければ広がりません。下手をすると、悪い口コミが広がる可能性もあります。

 

しかし、本当にいいサービスを提供していれば、いやでもいい口コミが広がり、より多くの方に来ていただくきっかけになります。

 

スタッフ・教育

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コートやお客様が集まったら、次はレッスンや受付をするスタッフを集めなければいけません。コートが2面あるので、がっつりレッスンできるコーチが少なくとも3人は必要です。また、受付や電話対応などをしてくれるフロントスタッフもいなければいけません。

 

はじめは、知り合いにアルバイトなどで入ってもらうこともいいかもしれません。しかし、一緒に働くうえで、方針や理念といった部分をすり合わせ、共感できる人が好ましいでしょう。はじめはよくても、後々考え方の違いから分裂してしまう可能性も考えられます。

 

ベクトルの方向が揃えば、あとはお客様に最高のレッスンを提供すべく、他社様のベンチマークや内・外部の研修でレベルアップしていきましょう!

 

フリーコーチという選択

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最後に、テニススクールをゼロから開業するのはあまりにハードルが高いと思う方に向けて、「フリーコーチ」という選択肢をご紹介します!インスタやTwitterでも見かけますが、スクールに所属しておらず、またコートを持たずに、自分で集客してレッスンをするのがフリーコーチです。コートは、レンタルコートや公営のコートを利用していることがほとんどです。(公営の場合、規約でレッスン禁止のところもあるので注意が必要です)

 

個人事業主となるので、税金や保険関係のこともすべて個人で行う必要がありますし、自身での集客が必須になります。また、悪天候や体調不良などでレッスンができないとなると、収入に直接関わってきます

 

しかし、自分でレッスン代を決め、ある程度好きな時間にレッスンができるので、裁量がすべて自分にある点ではスクールに所属しないメリットです。

 

スクールを開業するには金銭面で不安という方は、固定費、初期投資のあまりかからないフリーコーチという選択をし、ある程度資金を蓄えた後にスクールを開業という方法もいいかもしれません。

 

フリーコーチの収入などについては、こちらの記事で触れていますの、読んでみてください!

yunyunlee.hatenablog.jp

 

 

まとめ

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テニススクールを開業する方法について書いてきました!いかかでしたか?

開業資金は2億5,000万~3億円ほどかかりそうですね。ほとんどが土地代ですの、コート自体のお金はそこまで高くはありませんでした。土地を借りたりすれば、初期投資が抑えられそうですね。

 

単にコートを作るだけではなく、起業です。調査から始まり、理念を考え、人財を集め、お客様を集めなければいけません。 

 

かなり大変ではありますが、考えるだけでワクワクしますね!将来、自分のスクールを持ちたいと思っている方の参考になれば幸いです!